年末年始は、音楽をテーマにした映画で、感性を磨いてみよう!

  

年末年始は、まとめて映画を観る! と言う人も多いかと思います。だって、ヒットシリーズは必ずお正月にぶつけてくるし、年末年始=映画を楽しむ というステータスが日本では根付いていますよね。そんな公開されているたくさんの映画の中で、「音楽」という観点からみた映画を2本紹介します。

 

JACO

 

1970~80年代に活躍し、音楽界に多大な影響を与えた天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスについてのドキュメンタリー映画です。70年代半ばに音楽シーンに突如現れたベーシストのジャコ・パストリアスは、その独特の演奏やテクニックで、単なるリズム楽器だと思われていたエレクトリック・ベース・ギターの可能性を広げ、後にフュージョングループ「ウェザー・リポート」に加入するも、82年に脱退。しかし、その後はドラッグに溺れ、87年に35歳の若さでこの世を去ってしまう――。

 

今作では、「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」のフリーや、ジョニ・ミッチェルスティングハービー・ハンコックら、そうそうたる顔触れのミュージシャンたちがインタビューに応じ、ジャコ・パストリアスの音楽家としての魅力を語るほか、貴重な映像を交えて本人の人生をたどります。現存する貴重な映像により振り返るジャコの生い立ちから華々しいデビュー、そして、ジャコの訃報を告げる失意の瞬間までを、ジャコと親交を深めたミュージシャンの証言とともに追っていくという、ジャコファンならずとも、興味深い。ジャコ・パストリアスという人物のルーツに触れられる作品です。

 


JACO

 

監督:ポール・マルシャン、スティーヴン・キジャック
製作総指揮/脚本:ロバート・トゥルージロ(メタリカ)
製作総指揮:ジョン・バトセック
制作会社:Passion Pictures
http://jaco-movie.jp/

 

 

ブルーに生まれついて

 

こちらは、イーサン・ホークが1950年代に活躍したトランペット奏者でボーカリストでもあるチェっト・ベイカーに扮し、彼の半生を描いたものとなります。黒人アーティストが主流の1950年代モダン・ジャズ界において、その甘いマスクで女性を虜にし、ファンを熱狂させていたジャズ界の異端児で、その後麻薬におぼれどん底の日々を送っていた時、自身の人生を描いた映画の出演で一人の女性と出会ったことをきっかけに、愛と償いの機会を模索する事に――。

 

2015年の第28回東京国際映画祭コンペティション部門に出品された本作は、ひとりの天才ミュージシャンの転落と苦悩を描いた伝記であるとともに、ある女性との出会いによって再生する姿を描いたラブストーリーでもあります。イーサン・ホークは、この作品のために半年間トランペットのトレーニングを受け、劇中ではベイカーの代表曲「マイ・ファニー・バレンタイン」など歌声も披露しています。他にも、「レッツ・ゲット・ロスト」「虹の彼方に」「ボーン・トゥ・ビー・ブルー」など数々の名曲が登場し、ゆったりと音楽、ストーリーを楽しみたくなる作品になっています。

 


ブルーに生まれついて(Born to be Blue)

 

監督・脚本:ロバート・バドロー
キャスト:イーサン・ホーク、カルメン・イジョゴ、カラム・キース・レニー
作品情報:2015年/英語/カラー/アメリカ・カナダ・イギリス合作映画/97分

http://borntobeblue.jp/

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