年の瀬の風物詩 ~浅草歳の市(納め観音)羽子板市で今年の世相を振り返る

  

今年もあと半月となり、世間もなにかとせわしなくなってきました。そんな年の瀬の風物詩といえば、浅草寺境内で開催される浅草歳の市。言わずと知れて、歴史は長く、江戸時代の正月用品や縁起物を売る店が境内に集まり、それが、「歳の市」と呼ばれ、市で買い物をする人々で賑わっていたことから始まり、昭和25年ごろから「羽子板市」として歳末の風物詩に定着。昔は、歌舞伎の人気役者の舞台姿を写した羽子板が並べられ、ひいきの役者の羽子板を競って買い求めていたよう。羽子板の売れ行きが人気のバロメータだったことは、昭和40、50年代のアイドルのブロマイドみたいだってんですね(笑)。

 

現在は、歌舞伎の世界の他、その年の話題の風刺時事や人気タレントなどを題材にした変わり羽子板など、多彩な作品が販売されます。ちなみに去年は、ラグビー人気に火をつけた「五郎丸歩」の他、「佳子内親王」「大村智教授・梶田隆章教授」「松岡修造」「福山雅治・吹石一恵」など。今年はオリンピックイヤーだったことから、オリンピックで活躍した選手とか、ワイドショーの賑わせたあの方とか、出てきそうですね。

 

さて、羽子板のお値段ですが……実は羽子板に値札がかかっていないことが多いので、お店の人に直接聞いてみてください。縁起物なので、値段交渉をした値引き分は、ご祝儀として渡すのが江戸流の粋な買い方です。そして購入のはとは、手打ちをしてくれます。先日ご紹介した酉の市の熊手と同じですね!

 

今年は60年に1度の丁酉の有卦(開運)羽子板の領布もあります。

 

店頭に並ばれた羽子板を眺めながら2016年を振り替えつつ、新しい年を迎えるための縁起物を探してみてはいかがでしょうか。

 

 

 


浅草歳の市

開催日程:2017年年12月17日~19日
9:00~21:00(最終日は20:30まで)

開催場所:浅草寺境内
http://asakusa-toshinoichi.com/

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